--------------------
あとがき
編集者一同
pp.596
発行日 2021年12月15日
Published Date 2021/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201451
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
本誌の編集長を長年にわたって務めてこられた野々村禎昭先生が,本年9月に急逝されました。したがって本特集号は,先生が直接関わられた最後の特集となります。野々村先生が生涯心血を注がれた筋研究の生理学的基礎過程の研究から疾患の治療法開発に至るまで,ゲスト編集者の武田先生のご尽力によって,各分野の最前線で研究されておられる先生方にご執筆いただけたことに,深く感謝いたします。
現在『生体の科学』の編集に携わらせていただいています岡本,栗原,松田は東京大学医学部の同学年で,基礎医学の薬理学の授業や実習で,当時気鋭の助教授であられた野々村先生の教えを初めて受けました。また岡本は,医学部に進学した夏休みを江橋教授の薬理学研究室で過ごさせていただき,その間野々村先生には,手取り足取り実験の手ほどきをしていただきました。それ以来,近年『生体の科学』の編集部に招いていただくに至るまで,私たちは人生や研究者として生きて行くうえでの基本姿勢を,先生から学ばせていただきました。編集者一同,先生のこれまでのご指導に深く感謝いたします。先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
Copyright © 2021, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.