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あとがき
伊藤 正男
pp.360
発行日 2011年8月15日
Published Date 2011/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101167
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生命科学のどの分野でもそうだと思いますが,ほっておくとどんどん分化が進んで,方法論や基礎になる仮説が少しずつ違う多くの小分野が分かれてきます。それをまた集めて同じ土俵にのせて纏めることが必要になります。そして違った観点,違った技術方法論によるアプローチを混合し,統合してゆくことがその後の発展の鍵になります。本号では小脳の神経科学について,そのような趣旨で特集を組みました。お蔭を以って,9篇の原稿を頂きました。執筆者の方々に厚く御礼申し上げます。
折もおり,本年9月18日には東京で,第4回小脳研究学会の第4回国際シンポジュウム(辻省次会長)が開かれます。このたびの大震災のため開催が危ぶまれていましたが,予定通り開催されることになりました。小脳研究の発展のよい刺激になると期待しています。
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