増大特集 脳とからだ
Ⅳ.内分泌系と脳の相互作用
脳・消化管ペプチドからみたヒト行動調節
乾 明夫
1
,
宇都(鮫島) ななみ
1
,
榊 弥香
1
Inui Akio
1
,
Sameshima-Uto Nanami
1
,
Sakaki Mika
1
1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科漢方薬理学講座
キーワード:
脳・消化管ペプチド
,
行動調節
,
一塩基多型
,
自己抗体
,
食品由来ペプチド
Keyword:
脳・消化管ペプチド
,
行動調節
,
一塩基多型
,
自己抗体
,
食品由来ペプチド
pp.471-474
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201418
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脳・消化管ペプチドは脳と消化管の双方に存在するペプチドであり,消化管機能,食欲・エネルギー代謝調節や情動,学習,社会行動などに深く関わっている。脳・消化管ペプチドの作用には内因性ペプチドレベルに加え,受容体シグナリングやペプチド作用を修飾する自己抗体,食品由来ペプチドなどが関与している。脳・消化管ペプチドは,心身のストレスとそのレジリエンスにも関わるものと考えられる。
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