増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅰ.細胞核での分子修飾
ヒストン/核内タンパク質
リン酸化(セリン・スレオニン)
中西 真
1
Nakanishi Makoto
1
1東京大学医科学研究所癌防御シグナル分野
キーワード:
リン酸化
,
ヒストン
,
細胞周期
,
DNA損傷応答
Keyword:
リン酸化
,
ヒストン
,
細胞周期
,
DNA損傷応答
pp.410-411
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200853
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ヒストンタンパク質のリン酸化は,様々な種類のヒストンタンパク質で可逆的に制御されている(表)。とりわけヒストンH2A,H2B,H3,H4のコアヒストンでは,主にアミノ末端やカルボキシル末端のテール部分に観察される。①細胞周期の進行やDNA損傷,あるいは炎症反応などの外界からの刺激に応答した多様なタンパク質のクロマチンへの局在制御や,②遺伝子の転写制御に重要な役割を果たしている。
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