増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす
Ⅱ.見えなかったものを視る
高輝度化学発光タンパク質の開発
中野 雅裕
1
,
永井 健治
1
Nakano Masahiro
1
,
Nagai Takeharu
1
1大阪大学産業科学研究所生体分子機能科学研究分野
キーワード:
化学発光タンパク質
,
蛍光タンパク質
,
フェルスター共鳴エネルギー移動
,
細胞内カルシウムイオン
Keyword:
化学発光タンパク質
,
蛍光タンパク質
,
フェルスター共鳴エネルギー移動
,
細胞内カルシウムイオン
pp.462-463
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200695
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
酵素活性の高い化学発光タンパク質と5種類の異なる蛍光タンパク質をハイブリッド化することにより,従来のものより2倍から10倍明るく,水色,緑色,黄緑色,橙色,赤色に発光する高輝度化学発光タンパク質を開発した。これらを用いることで,5つの異なる細胞内小器官のマルチカラーイメージングや,60枚/秒で,かつ長時間にわたってiPS細胞由来の心筋細胞の細胞内カルシウムイオンをイメージングすることに成功した。
Copyright © 2017, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.