連載 産婦人科エコー 何を考えるか?・5
胸郭内の高輝度腫瘤像
竹内 久彌
1
1愛和病院画像診断部
pp.827-829
発行日 2006年6月10日
Published Date 2006/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100719
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妊娠21週の妊娠中期超音波スクリーニングで,胎児の左肺野が高輝度に描出され,心臓が右方に偏位していることに気付き,精査になった症例である.
ここには四腔心断面を含む胎児胸郭の横断面を示したが,一見して左肺野は右肺野よりも高輝度に描出されていることが明らかであり,この高輝度領域(矢印)を腫瘤と考えればこれのために心臓が右方へ偏位しているとの説明がつく.
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