増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす
Ⅰ.見る,観る,視る
植物の蛍光イメージング
佐藤 良勝
1
Sato Yoshikatsu
1
1名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所ライブイメージングセンター
キーワード:
クロロフィル自家蛍光
,
植物透明化技術
,
2光子励起イメージング
,
タイムゲート法
Keyword:
クロロフィル自家蛍光
,
植物透明化技術
,
2光子励起イメージング
,
タイムゲート法
pp.420-421
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200674
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分子イメージング技術は,植物科学分野においても不可欠な研究ツールとなっている。光学技術および分子ツールの多くは植物細胞にも適用可能であるが,最先端技術を有効に活用するためには,観察対象の特性をよく理解しておく必要がある。本稿では,植物蛍光イメージングにおいてよく議論される葉緑体や細胞壁の自家蛍光,屈折率のミスマッチ,試薬の細胞透過性などの問題解決に向けた最近の動向を紹介する。
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