増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす
Ⅰ.見る,観る,視る
マクロレベルからナノレベルまでの連続イメージング
日置 寛之
1
,
濱 裕
2
,
孫 在隣
1,3
,
黄 晶媛
1
,
並木 香奈
2
,
星田 哲志
4
,
黒川 裕
2
,
宮脇 敦史
2,4
1京都大学大学院医学研究科高次脳形態学
2理化学研究所脳科学総合研究センター細胞機能探索技術開発チーム
3自然科学研究機構生理学研究所基盤神経科学研究領域大脳神経回路論研究部門
4理化学研究所光量子工学研究領域エクストリームフォトニクス研究グループ生命光学技術研究チーム
キーワード:
中枢神経系
,
透明化
,
ScaleS
,
ズームイン
,
電子顕微鏡
Keyword:
中枢神経系
,
透明化
,
ScaleS
,
ズームイン
,
電子顕微鏡
pp.416-417
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200672
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透明化技術ScaleS法は,透明化能力の向上はもちろんのこと,各種シグナル・構造の保持に優れている。特に,超微細構造が保持されることはScaleS法の大きな利点であり,マクロレベルからナノレベルへの連続イメージングを可能にする。本稿では,アルツハイマー病モデルマウスを用いた,全脳レベルから電子顕微鏡レベルへのズームインを一例として紹介し,マクロレベルからナノレベルへのズームイン法について議論する。
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