教室めぐり・19 札幌医大・公衆衛生学教室
細胞レベルから集団レベルまでの観察
岡田 晃
pp.509
発行日 1970年8月15日
Published Date 1970/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204125
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教室の沿革 札幌医科大学は,旧道立女子医学専門学校を基盤として昭和25年4月1日に開学されたが,その後10余年間公衆衛生学講座は設置されなかった.昭和35年4月に北海道衛生部長,総務部長などを歴任され,当時防衛庁衛生監であったわが国衛生行政の先達の一人である西野陸夫先生が札幌医科大学事務局長に就任され,その努力の故か漸く設置の運びとなり,翌昭和36年11月6日に初代教授として西野陸夫先生が選任された.実質的な開講は翌昭和37年に始まるが,同年6月に福島県立医科大学助教授であった私が助教授として赴任し,机と椅子だけのがらんどうの中で歩みを進めた.したがって公衆衛生学教室としては全国でも最も遅く設置されたところに属するわけであるが,やがて現在旭川市衛生部長となっている勝俣哲男先生が講師として陣容に参加し,設備も次第に拡充された.
昭和42年3月,西野陸夫教授は停年退職され,後任として岡田が教授に任ぜられ,早いものでやがて3年になろうとしている.現在助教授1,講師1,助手3,非常勤講師4,研究生12,研究補助員1という構成になっている.
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