--------------------
あとがき
岡本 仁
pp.372
発行日 2016年8月15日
Published Date 2016/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200473
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
編集者の二人は,今から30年以上も前の医学生時代に,公衆衛生学の実習の一環として,神経変性疾患の患者さんを在宅でケアされているお宅をご訪問し,ご家族の方々にインタビューをさせていただいた経験がある。当時ほとんどの神経変性疾患は,その原因もわからず,病気の進行に医学はなすすべがなく,ご家族の献身的なケアが唯一の救いに感じられた。本特集号では,編集にあたってくださった岡澤均先生と高橋良輔先生を含め,原稿を寄せてくださった先生方は,そのような絶望的な状況から,原因の究明と治療に向かって,たゆまず果敢に挑戦を続けてきた方々である。忙しい診療と治療の合間で,執筆の労をとってくださった先生方に,深く感謝いたします。
Copyright © 2016, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.