Japanese
English
特集 コピー数変異
小児内分泌疾患とゲノムコピー数異常
Pediatric endocrine disorders and copy number abnormalities
深見 真紀
1
,
緒方 勤
2
Maki Fukami
1
,
Tsutomu Ogata
2
1国立成育医療研究センター 分子内分泌研究部
2浜松医科大学 小児科
pp.546-551
発行日 2011年12月15日
Published Date 2011/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101240
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近年,分子遺伝学的解析技術の進歩に伴い,ゲノムコピー数異常が容易に検出されるようになった。これにより,さまざまな単一遺伝子異常症において疾患発症の原因となる微小欠失や重複が同定された。このようなコピー数異常には遺伝子翻訳領域を包含する欠失や重複だけでなく,翻訳領域から離れた領域の異常が含まれる。本稿では,コピー数異常に起因する小児内分泌疾患の例として,SHOX異常症とアロマターゼ過剰症について概説する。
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