Japanese
English
特集 コピー数変異
発がん遺伝子METのコピー数多型と予後
MET copy number as oncogene and prognosis
奥田 勝裕
1
,
佐々木 秀文
1
,
藤井 義敬
1
Katsuhiro Okuda
1
,
Hidefumi Sasaki
1
,
Yoshitaka Fujii
1
1名古屋市立大学大学院 医学研究科 腫瘍・免疫外科学
pp.552-555
発行日 2011年12月15日
Published Date 2011/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101241
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近年,分子標的治療が個別治療法として注目されるようになってきており,様々ながんにおいて発がん遺伝子や治療に対する標的遺伝子の解明に向け研究がなされている。発がん遺伝子の活性化を起こす機序としては遺伝子増幅や突然変異などが知られており,発がん遺伝子が活性化されることにより細胞増殖・浸潤・遠隔転移などが起こることが知られている。本稿では肝細胞増殖因子(hepatocyte growth factor;HGF)を特異的リガンドとするMET遺伝子のコピー数多型について最近の知見を概説したい。
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