特集 細胞核―構造と機能
5.染色体
ヒストンH2Aのバリアント
藤田 道也
1
Michiya Fujita
1
1浜松医科大学
pp.440-441
発行日 2011年10月15日
Published Date 2011/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101202
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
ヒストンH2A.Z
ヒストンH2A.Z(以下H2A/z)は保存性の高いバリアントで,全多細胞生物で90%以上の配列同一性を示す。ヒトでH2A/zは全H2Aファミリーの5-10%を占める。
H2A/zはアノテーションの付いたプロモーター領域の50%および転写因子の結合サイトにも局在する。この場合,H2A/zはクロマチン修飾酵素やATP-依存性クロマチンリモデラーを動員する1)。
Copyright © 2011, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.