Japanese
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特集 心筋研究の最前線
梗塞心の細胞再生
Regeneration of infarcted myocardium
高野 博之
1
,
小室 一成
1
Hiroyuki Takano
1
,
Issei Komuro
1
1千葉大学大学院医学研究院循環病態医科学
pp.319-322
発行日 2004年8月15日
Published Date 2004/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100711
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これまで心筋細胞は最終分化した細胞と考えられ,生後は分裂増殖しないものとして理解されていた。しかし,Beltramiらはヒトの心筋梗塞後の心臓において増殖分裂している心筋細胞が存在していることを報告した。細胞周期がG2-M期にある細胞で発現が認められるKi-67が梗塞心筋の隣接領域に存在する心筋細胞の4%で陽性であった1)。最近では骨髄幹細胞や間葉系幹細胞などが心筋梗塞後の心臓を再生するという基礎研究の結果が報告されている。本稿では梗塞心などの虚血性心疾患における心臓再生の可能性について概説する。
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