特集 “わかったつもり”で終わらせない血液凝固異常とDIC
Part 4 敗血症性DIC治療「うちはこうする!」
(26) 敗血症性DIC診療の「本質」と臨床医の「匙加減」
和田 剛志
1
Takeshi WADA
1
1北海道大学大学院 医学研究院 侵襲制御医学分野 救急医学教室
pp.143-144
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.188348330180010143
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はじめに
DICは言うまでもなく“播種性血管内凝固症候群disseminated intravascular coagulation”であるが,しばしば“disseminated international confusion”1)などと揶揄されるように,世界的にも統一的見解が得られていない。本邦でも研究者・臨床家の間で多様な立場や治療方針が存在し,常に議論の的となっている。
本稿では,このように混沌とした状況のなかでDICという病態が抱える“confusion”の本質を整理し,その病態理解と治療のあり方について,筆者の立場から考察を加える。
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