特集 向精神薬をめぐる問題点
―座談会―くすりの使いかた—見立てと匙加減
臺 弘
1
,
原 俊夫
2
,
藤田 貞雄
3
,
西園 昌久
4
,
猪瀬 正
5
1東京大学精神神経科
2北里大学精神神経科
3四日市市日永病院
4九州大学精神神経科
5横浜市立大学精神神経科
pp.440-459
発行日 1971年5月15日
Published Date 1971/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201742
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臺(司会) 本日はお忙しいところを遠くからお集まりいただきまして,本当にありがとうございました。
このたび本誌で,向精神薬の特集をすることになりまして,いろいろの方々に総論的な問題や,個々の薬の効果や適応というようなことについてご執筆をいただき,また副作用や効果の判定などについても分担して書いていただくことになっておりますが,それだけでは何となく物足りない。と申しますのは,薬を主体にした話だけでなくて,患者さんのほうを主体にした話もないと,向精神薬の問題は十分ではないというふうに思われました。そこで,この座談会を催すことが編集委員会できまりまして,私,その世話役を仰せつかったわけでございます。
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