雑誌文献を検索します。書籍を検索する際には「書籍検索」を選択してください。

The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine Volume 61, Issue 9 （September 2024）

The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 61巻9号（2024年9月発行）

Japanese English

特集 Extended reality（XR）とリハビリテーション医療

7 XRを活用した認知行動療法 Cognitive Behavioral Therapy Using XR Technology 日吉史一 ^1,2,3 , 吉田和史 ^1,2 , 鬼頭伸輔 ^1,4 Fumikazu Hiyoshi ^1,2,3 , Kazufumi Yoshida ^1,2 , Shinsuke Kito ^1,4 ¹国立精神・神経医療研究センター病院 ²国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター ³東京慈恵会医科大学大学院医学研究科医学系専攻博士課程連携大学院脳病態制御学 ⁴東京慈恵会医科大学精神医学講座キーワード：認知行動療法 , エクスポージャー療法 , virtual reality , うつ病 , 不安症群 Keyword: 認知行動療法 , エクスポージャー療法 , virtual reality , うつ病 , 不安症群 pp.828-834

発行日 2024年9月18日 Published Date 2024/9/18

PDF(420KB)

販売していません

Abstract 文献概要
1ページ目 Look Inside
参考文献 Reference

要旨　認知行動療法（CBT）は代表的な精神療法の1つであり，多くの精神疾患の治療として行われ，効果が示されている．しかし，治療に時間を要することなどを背景に，本邦での普及は十分ではない．新しい技術を活用したCBTの研究は盛んであり，XR（extended reality），特にVR（virtual reality）を用いたCBTの研究が多く行われている．CBTにおいてVRを用いることにはいくつかの利点が期待でき，限局性恐怖症といった不安症群などに対するVRを用いたCBTの効果が報告され，本邦でもVRを用いたCBTの研究が実施されている．今後VRをはじめとする，XRを活用したCBTの発展を期待したい．