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特集 脳卒中リハビリテーション医療アップデート
7 脳卒中患者における摂食嚥下障害とリハビリテーション治療
Rehabilitation for Post Stroke Dysphagia Patients
柴田 斉子
1
Seiko Shibata
1
1藤田医科大学医学部リハビリテーション医学I講座
キーワード:
脳卒中
,
嚥下障害
,
スクリーニング
,
画像診断
,
治療
Keyword:
脳卒中
,
嚥下障害
,
スクリーニング
,
画像診断
,
治療
pp.119-124
発行日 2024年2月18日
Published Date 2024/2/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 摂食嚥下障害は急性期脳卒中患者によくある障害であり,誤嚥性肺炎,低栄養,脱水などの合併症のリスクを増大させ,転帰不良,死亡率上昇と関連する.摂食嚥下障害の診断から治療までを多職種で連携して対応することにより誤嚥性肺炎リスクの低減,円滑な治療の進行から治療期間の短縮につなげることができる.嚥下という外からは見えない体内の事象を見えるようにすることには大きなアドバンテージがあり,画像評価は非常に重要なツールである.リハビリテーション科医師は,機器を用いた検査を実施できる強みを活かして病態診断,適切な治療プランの立案,リハビリテーション治療中の患者の状態を観察し,リスク管理を行うことが求められる.
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