特集 集団療法のダイナミズム―思春期・青年期の困難事例(第25回九州集団療法研究会より)
激しい自殺企図をもつ摂食障害患者の看護
―看護部長の立場から―精神科経験の浅い受け持ちナースがやりがいを得られた理由
荘野 悦子
1
1福岡共立病院
pp.27-29
発行日 2003年11月15日
Published Date 2003/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900635
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
精神科看護は形として表れにくく,また形として捉えにくいため,手こたえも感じづらい職域です、このため,「毎日,何をやっているのだろう」とほとんどのナースは思い巡らせながら勤務についているのが現状だと思います。
そんななか,精神科経験3年の町田さんは,この事例から「自分も治療に関与しているんだ」と実感し,自信がつき,精神科の受け持ちナースとしてやりがいを得ることができました。この事例を振り返る前に,病院の状況を少しだけ触れておきたいと思います。
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.