特集 集団療法のダイナミズム―思春期・青年期の困難事例(第25回九州集団療法研究会より)
激しい自殺企図をもつ摂食障害患者の看護
―主治医の立場から―治療者たちが普通に誠実でほどよく献身的であること
松木 邦裕
1
1福岡共立病院
pp.25-26
発行日 2003年11月15日
Published Date 2003/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900634
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私はこころの治療,とりわけ精神科病院での治療では,その病院の職種を問わずあらゆるスタッフが治療者であり,あらゆる場所,場面,機会での出会いが治療の機会であると考えています。今回提示されているMさんというケースの改善も,病院スタッフ全員のそうした認識とかかわりが背景にあって成し遂げられたと思います。私は主治医の立場から,今回の治療を振り返ってみようと思います。
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