焦点1 新人教育の体系化
新人5年目までに何をどのように教えるか―新人教育の体系化に取り組んで
谷口 ひろ子
1
1旭山病院・看護部
pp.54-57
発行日 2002年11月15日
Published Date 2002/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900527
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■はじめに
当院は1981年(昭和56年)に開設された一般内科を有する精神科多機能病院である。開設当初から,染谷紀子看護部長(開設時は総婦長)は5年間の教育計画と目標を提示し,精神科の專門看護師育成をめざしてきたが,当時は看護職員の人員確保が困難であり,看護師の質より量が最優先されていた時代でもあった。しかし,院内研究発表は中止することなく続けられ,単発的ではあったが看護職員の研修も実施していた。
1996年(平成8年),筆者が看護職員の教育を担当するようになり,看護部長の目指した教育計画や目標を基礎とした具体的な研修計画の立案や実施が可能となった。
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