連載 私が手術室看護に魅かれる理由・3
新人育成で教えられ
田中 弘美
1
1(前)神戸市立中央市民病院中央手術室
pp.626-629
発行日 1995年6月1日
Published Date 1995/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904843
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ポケベルにドキッ!
手術室での勤務も4年目を迎えた.それまでの3年間を振り返ってみれば,私自身が経験したことや患者から学んだことは,手術室看護婦として,また社会人としての基礎作りであった.
3〜4年目頃になると,チームリーダーとしての役割を果たすようになった.私の勤務する手術部ではチームナーシング制を取っており,日勤帯では16室あるオペルームを8室ずつに分け,1チーム10名余りの2チームで手術を受け持つようにしている.チームリーダーは手術計画が立てられると,各メンバーに受け持ち患者を割り当てる.この時には,メンバーの仕事量や新人ナースの経験度などを考慮しなければならず,手術計画表を前に試行錯誤したものである.
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