特集 【誌上ピアカウンセリング】患者さんの死と看護者の心のケア
新人の頃体験した患者さんの死。そしていま感じていること
看護者のための“振り返り”が必要とされている
尾田 知世
1
1医療法人社団一陽会陽和病院
pp.24-26
発行日 2001年1月15日
Published Date 2001/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900330
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
はじめての担当患者さん
あれは,私が精神科の看護婦という仕事について2年目の頃だった。
病棟ではプライマリナーシングの導入が始まり,当然のように私にも受け持ちの患者さんがつけられた。当時の私は,精神科の疾患に対しても理解不十分の状態であり,まして担当という形になったとしても,何をどうしたらよいのかわからない状態だった。
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.