特集 患者さんが「利用者」になる
社会復帰に向けての活動
工藤 はるこ
1
1社会復帰病棟
pp.11
発行日 1999年11月15日
Published Date 1999/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900226
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当病棟は定床60床の開放病棟であり,社会復帰病棟と位置づけである。
リニューアル時,社会的入院者が76%,うち5年以上の長期入院者は58%を占めていたが,2年間の取り組みで,社会的入院者は41%,うち5年以上の長期入院者は34%へと,ゆっくりではあるが退院できている。退院が促進されたのは,グループホームや地域のアパートなど受け入れ先ができたことが最大の要因ではあるが,家族,患者の社会復帰に向けての意識づけができたことも大きいと考える。
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