今月の主題 心筋梗塞のハイライト
治療
社会復帰
斉藤 宗靖
1
Muneyasu Saito
1
1国立循環器病センター・心臓内科
pp.64-66
発行日 1983年1月10日
Published Date 1983/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218114
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心筋梗塞患者のリハビリテーション過程は,通常次の3〜4のphaseに分けられる.すなわち,心筋梗塞に罹患してからCCUを経て,一般病棟でのリハビリテーションを終了し,退院に到るまでのphase 1(これをCCUと一般病棟の2つに分け,それぞれphase 1,phase 2とすることもある),退院後精神的,肉体的活動を増し発症前の社会生活に復帰するまでのphase 2(回復期),回復した精神身体機能を生涯にわたって維持していくphase 3(維持期)である.社会復帰は,この中のphase 2に関連した問題であり,臨床医にとっては,避けて通ることのできない身近な問題である.
ここでは,社会復帰の現状と,患者指導上の留意点について述べる.
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