特集 合併症ケアが問いかけるもの
―学習会の記録から―身体治療の必要と精神科的アプローチと
加藤 寿貴
1
,
大竹 真裕美
2
,
相原 友直
2
,
加藤 潔
2
,
堺 浩二
2
,
柴田 泰一
2
,
阪本 勢津子
3
,
杉本 陽子
3
,
中村 美穂
3
,
野田 智子
3
,
堀万 里子
3
,
牧野 良明
3
1東京都精神医学総合研究所
2東京武蔵野病院
3東京都立松沢病院
pp.6-11
発行日 1998年7月15日
Published Date 1998/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900082
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学習会は,合併症病棟の看護者同士の支えあいと合併症ケアのあり方の模索を目的に,加藤寿貴さんと大竹真裕美さんの呼びかけによって昨年10月にスタートした。以後,毎月1回都立松沢病院と東京武蔵野病院の合併症病棟の看護者が集まり,大竹さんを進行役にして,日ごろ感じているストレスや合併症ケアのむずかしさについて語りあってきた。これまで話題になったのは,病棟のあわただしさ,拒否,抑制,精神的ケァと身体的ケアの葛藤などについて。
ここでは,数回にわたる学習会の記録から,いま合併症病棟の看護者たちはどのような問題に直面しているのか,語りあいの内容を再構成した。
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