連載 患者に導かれる学生、引き込まれる教員。・7【最終回】
精神看護の入口への誘い方
グループから「チーム」へと深化した学生たち—教員である筆者は何をして、何をしなかったのか
舩山 健二
pp.348-350
発行日 2024年7月15日
Published Date 2024/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689201308
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「演じること」で発表した学生たち
連載最終回は、精神看護学実習を通じて、実習グループから「チーム」へと実習の学びを深めた2023年度の3年次生、6名を紹介します(本稿においては、同じクラスの中から編成された形式的な集団を「グループ」とし、各々に目的や目標が共有され、協同を通じて集団機能を発揮している状態を「チーム」と称しています)。
このチーム、実習最終日の学びの発表において、それぞれが患者役、実習生役、臨地実習指導者役、状況説明を行うナレーター役となり、臨地における自分たちの実際の関わり場面を“忠実に演じる”ことで学んだことを表現していました。実習で出会った人たちへの理解と深い学びがなければ、なかなかできないことです。
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