特集 “特定能力”をもつ看護師の新たな役割とその人材育成
【グループインタビュー】―看護師特定能力養成調査試行事業―学生は何をどう学んでいるか
谷田 真一
1
,
下村 愛
1
,
佐藤 志保
1
,
田山 裕介
1
1藤田保健衛生大学大学院保健学研究科看護学領域急性期・周術期分野
pp.1024-1029
発行日 2012年12月25日
Published Date 2012/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102260
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現在議論されている「特定行為及び看護師の能力認証に係る試案」では,臨床経験5年以上の看護師が,大学院などの教育機関で指定研修を修了し,高度な医療知識・技能をもった看護師(以下,認証看護師)であるとの認証を受けることで,今まで法律上は行えなかった医行為を,医師の包括的指示のもとで一定程度担えるようになる。
同制度はまだ検討段階で,法制化されていない。だがその前に,医療現場でこうした看護師のニーズが見込まれる地域を中心にして,すでに認証看護師を養成する看護系大学院が創設されている。その一つが,愛知県にある藤田保健衛生大学大学院だ。2012年度より,ICUなどクリティカル領域で高度技術をもつ看護師の養成に乗り出した。
では実際に認証看護師を目指す人々は,どのような思いを抱いて入学し,勉強しているのか。看護師特定能力養成担当の渡邊孝教授同席のもと,同大学院の一期生4人に,認証看護師にかける思いを語っていただいた。
(2012年10月11日取材 聞き手/本誌編集室)
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