特集 増える児童思春期のニーズに応える 「それって看護?」が勘所
—各論 「オンラインコンサルテーション」で応える—放課後等デイサービス事業所スタッフ向け研修の効果と展望
宮田 里依
1
1NPO法人カケルとミチル
pp.412-414
発行日 2023年9月15日
Published Date 2023/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689201178
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発達支援の専門知識が求められている
昨今、障害児通所支援事業所が数多く設立されています。しかし、そうした事業所のスタッフの多くは保育士や児童指導員であり、発達支援の専門知識を習得していないことも多々あります。そこで私たちは、そうした事業所向けに、医師や作業療法士といった発達支援の専門職ら(以下、専門職)による継続的なオンライン研修を実施しました。
事業所スタッフの多くは、発達特性のことをもっと知りたい、もっと理解した上で子どもと接したいと考えています。また事業所経営の視点からも、この領域の支援の質を上げる報酬改定の流れとして、発達支援に関する専門性を高めること、つまり専門的知識体系を押さえておかなくてはならない背景があります。
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