増刊号 発達障害の作業療法
第2章 発達障害の支援と作業療法—幼児期から青年期・成人まで
4 作業療法士が運営する放課後等デイサービス事業
太田 篤志
1
,
田中 涼子
1
Atsushi Ota
1
,
Ryoko Tanaka
1
1株式会社アニマシオン プレイジム
pp.753-758
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201373
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はじめに
放課後等デイサービスとは,2012年(平成24年)に児童福祉法に定められた障害児支援の一つである.学齢期の障害児を対象に放課後や夏休み等の長期休暇中に実施する支援であり,自立した日常生活を営むために必要な技能を高め日常生活が充実するための支援を実施するともに,創作的活動等の余暇支援や地域交流の場の提供,放課後の居場所としての機能をもっている.近年,発達障害への関心の高まりや小規模で設置できる手軽さから施設数が急増しており,OTにとっても自分の専門性を活かして開業できる形態の一つとして注目され,OTが中心となり設立される事業所も増えている.
本稿では,放課後等デイサービスにおける作業療法の可能性や課題等について,筆者らが運営する事業所の活動を通して概説する.
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