連載 患者さんと社会との接点を整えるシンデレラ・メイク講座・9
「外見ケアチーム」と「カバーメイク外来」
新田 マリア
1
1特定非営利活動法人精神医療サポートセンター訪問看護ステーションいしずえ町田
pp.264-267
発行日 2022年5月15日
Published Date 2022/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689201011
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病気や手術や事故などさまざまな理由によって、皮膚に変色やアザ、母斑、血管腫、白斑、やけど跡、傷跡などが生じることがあります。皮膚の障害が外見にかかわる部分に生じた場合に、それをカバーするためのメイクアップ技術があり、メディカルメイクアップやリハビリメイク©、カバーメイクなどの名称で呼ばれています。本稿ではカバーメイクに統一して記述していくことにします。
カバーメイクでは、“色”に関することであればほとんどをきれいに隠すことができます。瘢痕などの凹凸についても、後述するハードタイプのファンデーションを選択することで一定程度は目立たなくすることが可能です。
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