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特集 がんの支持療法と学際的連携
がん患者のアピアランス(外見)ケア
Appearance care for cancer patients
藤間 勝子
1
Shoko TOMA
1
1国立がん研究センター中央病院アピアランス支援センター(公認心理師・臨床心理士)
キーワード:
アピアランスケア
,
外見変化
,
脱毛
,
がん支持療法
Keyword:
アピアランスケア
,
外見変化
,
脱毛
,
がん支持療法
pp.224-227
発行日 2026年1月17日
Published Date 2026/1/17
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296030224
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本稿では,がん治療に伴う外見変化と,それに対応するアピアランスケアの意義・実践について概説している.がん治療では脱毛,皮膚・爪障害,体型変化,手術創など多様な外見変化が生じ,患者に強い心理的負担を与える.外見の変化は身体的問題にとどまらず,“自分らしさ” の喪失や社会的関係の変化を引き起こし,治療継続にも影響しうる.こうした課題に対し,アピアランスケアは身体的・心理的・社会的困難に包括的に対応する医療者の支援として位置づけられる.支援は治療前後を通じ,正確な情報提供と個別的アセスメントに基づいて行われ,外見への介入のみならず,認知や社会生活への支援も重視される.国のがん対策推進基本計画でも重点施策とされ,自治体の助成制度が拡大している.今後は多職種によるチーム体制と教育資源を活用し,すべての患者に公平に提供される組織的実装が求められる.

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