連載 ウェブサイドマナー入門 オンラインで診る準備,できていますか?・3
服装と外見の工夫
石井 聡
1
1九段下駅前ココクリニック
pp.1089-1093
発行日 2025年6月10日
Published Date 2025/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620071089
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オンライン診療では,医師や医療スタッフの服装や外見が,患者さん側の感じる信頼感や安心感に直結します.もちろん,これは対面の診療でも当たり前のことではあります.常々指摘されるオンライン診療の短所として,診断に必要な情報が画面越しでは十分に得られないのではないかという懸念があります.当然,患者さん側においても,画面越しに得られる医師の情報は限られてしまうことになりますので,ともすると,医師の外見が患者さん側の受け取る情報のなかで多くの比率を占めてしまうことにもなりかねません.
そういった意味で,オンラインコミュニケーションならではのエチケットや,セッションの開始・終了時のコミュニケーションのあり方も重要です.本稿では,オンライン診療に適した服装や外見の整え方に加え,エチケットやコミュニケーションのポイントについて詳しく解説します.

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