連載 患者さんと社会との接点を整えるシンデレラ・メイク講座・5
メイクの効果を検証する
新田 マリア
1
1特定非営利活動法人精神医療サポートセンター訪問看護ステーションいしずえ町田
pp.481-483
発行日 2021年9月15日
Published Date 2021/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200929
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
看護におけるメイク研究の動向
看護におけるメイク研究の歴史は意外と古く、1990年代に認知症患者におけるメイクの効果が検討されたことに始まり、研究の数は100件を超えます。
精神看護においてもメイクを取り入れた研究は増加の傾向にあり、2000年代以降「メイクセラピー」「メイク療法」といった名称で介入研究がなされています。内容のほとんどは、単発のメイクプログラムを入院患者さんへ実施し、介入前後の言動を質的に記述する、といったものが多いです。
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.