連載 大牟田市がインスパイアする[ケア×暮らし×人間]・3【最終回】
老人性アメイジング! それぞれのリアリティの可笑しみ
山内 泰
1,2,3
,
伊藤 亜紗
4
,
村瀨 孝生
5
1ポニポニ(大牟田未来共創センター)
2ドネルモ
3株式会社ふくしごと
4東京工業大学IIR未来の人類研究センター
5第2宅老所よりあい
pp.478-483
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200801
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前号(2020年7月号)では、「ポニポニ文化会議」★1で哲学者・國分功一郎さんと対話した回を紹介したが、今回は伊藤亜紗さん(東京工業大学准教授・美学)と村瀬孝生さん(宅老所よりあい代表)がゲストの回★2を紹介しよう。2人の話や語り口は、「障害や老い」と「健常」との違いを差別的な意味で際立たせるのではなく、むしろそれぞれのリアリティの豊かさに満ちていて、とても面白く、また不思議な感じもする。老いや障害を巡る話が、こんなに可笑しく感じられるのは、どうしてなのだろう。今回はそんな問いから、お2人の話をまとめてみたい。
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