レクチャー
「睡眠障害」「睡眠薬」に対する考え方と、知っておきたいこと
三浦 貴裕
1
1成田赤十字病院
pp.542-550
発行日 2017年11月15日
Published Date 2017/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200417
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「眠れない」と訴えてくる患者さんと「睡眠薬」に悩む夜勤者
「眠れません。眠れる薬をください」。夜勤で患者さんからこのように訴えられた時、皆さんはどのような対応をしていますか。「はい、不眠時頓服薬です」と渡してしまうのは簡単ではありますが、それでは一時しのぎになってしまいますよね。睡眠障害をアセスメントし、患者さんに起きていることを医師に伝え、患者さん・医師・看護師で協働できたなら、もっと理想的な展開になるはずです。
私は認定看護師を薬物療法看護領域(当時)で取得しましたので、患者さんの睡眠障害に関してスタッフから相談を受ける機会が多くありました。そこで本稿では、そうした質問への私のアドバイスを紹介していくなかで、皆さんと共に睡眠障害や睡眠薬とのつき合い方を考えていきたいと思います。
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