連載 失恋の話を聞きまくる男たち。桃山商事・18
彼の自己開示は本物だったのか?—「doing」としての自分と「being」としての自分
清田 隆之
1
1桃山商事
pp.306-309
発行日 2017年5月15日
Published Date 2017/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200369
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今回ご紹介するのは、片想いした男性の「自己開示」について頭を悩ませた真紀さん(36歳・会社員)のエピソードです。自己開示とは、自分に関する情報を相手に伝える行為のこと。わりと勇気の要る作業で、しばしば男性はこれが苦手と言われます。
一方で自己開示は、相互理解を深め、時として信頼関係を示すバロメーターにもなる、恋愛に欠かせない要素です。真紀さんは何に戸惑い、その背景にはどんな問題があったのか。それを考えるため、まずは2人の関係性をたどってみたいと思います。
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