取材レポート
アメリカで進むオープンダイアローグ導入の動き(後編)
篠塚 友香子
1
1大阪大学人間科学研究科博士後期課程
pp.286-290
発行日 2017年5月15日
Published Date 2017/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200365
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前回の取材レポートでは、アメリカにおけるオープンダイアローグ実施を目的とするマサチューセッツメディカルスクール(University of Massachusetts Medical School:UMMS)のプロジェクトについて、背景となるアメリカ精神医療の歴史を振り返りつつ、その概要を述べた。UMMSのスタッフは、1990年代より盛んに論じられてきたリカバリーという「考え方」を実現しうる具体的な実践「技法」としてオープンダイアローグに着目し、アメリカ国内での導入を進めている★1。後編となる今回は、UMMSの連携先であるNPO法人Advocates Inc.での実践に着目し、現地の様子をより詳しく紹介する。
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