実践報告
精神疾患患者の終末期をケアするにあたり、私たちはこのように「家族」とかかわりをもつようにしています
久保田 誠二
1
,
冨川 順子
1
1公益財団法人浅香山病院
pp.277-281
発行日 2017年5月15日
Published Date 2017/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200363
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終末期ケアを担う当病棟の目標
浅香山病院の精神一般の閉鎖病棟の1つは特殊疾患入院施設管理加算を取っている。定床60床、日常生活自立度判定がB・Cランクの患者が100%、重度肢体不自由・意識障害・神経難病患者が全入院患者の70%以上、認知症患者は30%以内という病棟である。患者さんの平均年齢は74.7歳。男女比は18人対38人。56名が入院している(稼働率93%前後)。
本稿ではこの病棟(以下、当病棟)において取り組んでいる終末期ケアについて報告する。
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