特集 打つ手なしの行きづまり事例が、当事者研究で変化する
—実践報告4—私はいかにして当事者研究に伝染したか—自験例に一体何が起きたのか
今村 達弥
1
1ささえ愛よろずクリニック
pp.222-227
発行日 2017年5月15日
Published Date 2017/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200353
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当事者研究の伝染力は今やパンデミック、と言うと大袈裟でしょうか。私もこの2年間じわじわと、しかし確実にその伝染力を実感する経験を得ましたので、報告したいと思います。
当事者研究にハマるということは、べてるにハマるということです。思い起こせば初めて“生べてる”に遭遇したのは、SST普及協会の第8回学術集会、2003年12月のことでした。以後べてる詣で数回を経て、新潟にべてるスピリットを入れようと2012年9月に現クリニックを開業しました。そしてその翌月、福島で行われた当事者研究全国交流集会に初めて参加したのでした。
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