特別企画
搬送時のサマリーはこう書くべし—伝わる書き方、残念な書き方
松谷 典洋
1
1公立大学法人横浜市立大学附属市民総合医療センター
pp.576-586
発行日 2016年11月15日
Published Date 2016/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200295
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身体合併症をかかえた患者さんを他科へ入院させたい—そんな時に必要になるのがサマリーです。
しかしこれまでは、サマリーの情報が不足していたために、不穏と誤解され早々に戻されてしまったり、受け入れを拒否されるといった残念なことが起きていました。
サマリーの書き方は学校でも習いませんし、受け取る側が「こういうことを書いてほしい」とフィードバックしてくれることもなかったので、精神科の側は「何が必要とされている情報なのか」を知る機会がありませんでした。
そこで、総合病院で精神科の患者さんを受け入れている松谷典洋さんに、搬送先に送るサマリーには何をどのように書くとよいのかを、良い例、悪い例を示しながら解説していただきます。
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