特集 退院時サマリーをどう書くか—看護の質と継続性を高めるために
リハビリテーション看護の退院時サマリー
諸伏 悦子
1
,
近 千恵子
1
,
中家 百合香
1
1伊豆逓信病院3B病棟
pp.655-661
発行日 1984年6月1日
Published Date 1984/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920795
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はじめに
入院中の看護の内容を,1つの規準にそって退院時にサマリーとして整理することは,継続看護や看護教育のために欠かすことができない.それはリハビリテーション病棟においても同じことで,我々も数年にわたり,いくつかの様式について検討してきた.
リハビリテーションでは,身体的な問題に加え,心理・社会的な事柄もアプローチの対象となるため,それらの経緯を1枚の用紙にまとめることは容易ではない.しかも,時間の余裕の少ない看護活動の間隙(げき)をぬって,だれにも書けるものとなると,その内容と様式には十分な検討が必要である.この報告も,今なお流動的で試行中のものである.
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