連載 イイネ!その業務改善・4
機能別看護からプライマリーナーシングへ
泉野 亜希
1
1医療法人利田会久米田病院
pp.74-77
発行日 2016年1月15日
Published Date 2016/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200185
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継続看護を目指して
「医師の指示受け」「与薬」「注射」「処置」に分かれた機能別看護が中心で、そこにプライマリーナーシングを一部取り入れる──これが長年にわたる当病棟の看護方式でした。看護記録も、プライマリーナースが看護計画を立案し、病室担当看護師が毎日の経時記録を書き込むという形でした。しかしこれでは患者の問題点はもとより、問題点ごとの経過や優先度もわかりにくく、継続性や一貫性に欠けてしまいます。
もうこのような時代ではない! 看護師は患者の情報をきちんと把握し、患者の目標に向かって継続して看護展開ができるようにするべきだ! そんな思いから、私たちは業務改善を行いました。
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