特別記事
ゼプリオン投与中の死亡症例報告を超えて—持効性注射剤のメリットと安全対策を考える
肥田 裕久
1
1医療法人社団宙麦会ひだクリニック
pp.302-307
発行日 2015年5月15日
Published Date 2015/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200092
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我が国では新規抗精神病薬の持効性注射剤(Long Acting Injection:以下LAI)として、2009年にリスペリドン持効性注射剤(商品名:リスパダールコンスタ)が、そして2013年にパリペリドン持効性注射剤(商品名:ゼプリオン)が上市されている。
この2つの薬は共にドパミンD2受容体とセロトニン5-HT2受容体を阻害する作用をもつSDA(セロトニン・ドパミンアンタゴニスト)であり、リスペリドンの代謝物がパリペリドンである。
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