特集 抗菌薬、その理由 もう疑義照会・処方提案で失敗しない!推論に挑め
処方を読み解くために 総論 経口剤・注射剤のメリット、デメリット
澤田 和久
1
1安城更生病院 薬剤部
キーワード:
抗細菌剤
,
細菌感染症
,
生物学的利用率
,
経口投与
,
カテーテル感染
,
服薬アドヒアランス
,
静脈内注入
,
気道内誤嚥
,
外来診療
,
消化管吸収
,
注射剤
Keyword:
Biological Availability
,
Anti-Bacterial Agents
,
Bacterial Infections
,
Infusions, Intravenous
,
Administration, Oral
,
Ambulatory Care
,
Gastrointestinal Absorption
,
Catheter-Related Infections
,
Respiratory Aspiration
,
Medication Adherence
pp.1606-1613
発行日 2022年4月5日
Published Date 2022/4/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2022170281
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<Key Points>●抗菌薬には経口剤、注射剤などのさまざまな剤形が存在するが、剤形によりメリット、デメリットが存在する。●経口剤は「手軽さ」がメリットとなるが、経口投与という簡便さにとどまらず、カテーテル関連血流感染症の回避にもつながる。●経口剤は消化管からの吸収過程をもつため、そのプロセスを考慮することが抗菌薬適正使用の観点から重要である。●いかに優れた経口抗菌薬であっても、患者側の要因を考慮した選択(飲み忘れや誤嚥など)を行わなければ最大限の効果は得られない。
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