特集2 自分の病院に合った、持続できるクリニカルパスの作り方
—(2)桶狭間病院藤田こころケアセンター—〈特徴〉SDM、評価尺度、電子カルテの導入
藤田 潔
1
,
石川 剛
1
1医療法人静心会桶狭間病院藤田こころケアセンター
pp.275-279
発行日 2015年5月15日
Published Date 2015/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200087
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平等な治療環境の提供を目指して
当院がクリニカルパス(以下パスと略す)を作成するためのチームを立ち上げたのは2011年10月。同年12月には運用を開始しました。
まず、パスを作る目的について「精神科救急治療を標準化することで、円滑なチーム医療と情報共有を目指す」と明文化し、これを全職種で共有しました。“治療の標準化”とは、入院患者に平等な治療環境の提供を目指す、という意味でもあります。
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