特集1 日本一わかりやすい! マインドフルネスと新世代の認知行動療法
看護とマインドフルネスの相性は!?
米山 奈奈子
1
1秋田大学大学院医学系研究科
pp.44-45
発行日 2013年9月15日
Published Date 2013/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101214
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
私とマインドフルネスとのシンクロ
私は、1995年からアディクション問題を考える会(東京)という任意団体の代表をしている。数年前にそこで「スピリチュアリティと依存症からの回復」をテーマにセミナーを企画したことがあった(今思っても、素晴らしい企画!)。宗教学者である葛西賢太さんと瞑想研究者である井上ウィマラさんに講師をお願いし、井上さんには瞑想と呼吸法のお話をしていただいた。その中で、マインドフルネスについて聞く機会があった。
また、アディクション問題からの回復支援や、暴力被害者支援に関するさまざまな文献にあたる中に、『心とからだと魂の癒し──トラウマから恢復するためのPTSDワークブック』*1というとても興味深い本があった。この中でも、感情や衝動への制御能力を培うために有効な方法の1つとして、マインドフルネスが紹介されていたのだった。
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.