ベッドサイドの看護
植物状態だったHさんへの感情反応を手がかりとした看護・2—相性のよい看護婦との交流
上野 タケ子
1
,
原口 千代子
1
,
福留 テル
1
,
堀川 ミツエ
2
,
都留 伸子
1脇本病院
2前脇本病院
pp.692-697
発行日 1988年7月1日
Published Date 1988/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922037
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■入浴*の体験
Hさんの入浴について
Hさんは気管カニューレと胃カテーテルを挿入中ですが,バイタルサインは安定していました.入院後1か月間は毎日清拭をしていましたが,関節や筋肉の機能回復を早めるためにも入浴をさせたい,と看護婦の積極的な意見があり,安全に入浴させる方法を話し合いました.
気管カニューレの挿入中である,まだ車椅子に乗れない,ストレッチャーは浴室に入らないなど困難な状況はあったものの,次のような注意点を確認しました.
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