連載
萱間真美の「この2か月」+「働きママン」・15
萱間 真美
1
1聖路加看護大学精神看護学
pp.85-90
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101087
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精神障害者アウトリーチ推進事業の6月
6月は、「精神障害者アウトリーチ推進事業」の評価研究班の仕事に追われた。中旬に、都道府県の担当者とアウトリーチチームの担当者への説明会があったからだ。昨年度は2チームのデータを試験的に収集したが、今年の事業への参加は35チーム。今回の規模はとても大きい。
臨床でケアを提供することに忙しいチームの皆さんに、研究のデータ入力をお願いするためには、そのことがどんな成果に結びつき、制度をどのようによくすることができるかという、将来像=ビジョンが必要である。そうでないと、新しい取り組みだけでも大変なのに、なぜこんな面倒な作業まで押しつけられるのかという「させられ体験」になってしまうからだ。
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