連載
萱間真美の「この2か月」+「働きママン」・3
萱間 真美
1
1聖路加看護大学精神看護学
pp.112-116
発行日 2010年5月15日
Published Date 2010/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100721
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年度末のばたばた
年度末はあわただしい。大学の入学・卒業に関係するすべての行事があるからだ。入学試験、大学院の論文審査・発表、卒業式は1月から3月に集中して行われる。研究の予算も3月末にはすべてを決算しなくてはならない。研究といえば報告書が必須なので、予算の締切から逆算すると、原稿締切や会議は年明けの3か月に集中する。その結果、予定表はびっしり埋まり、締切に首まで埋もれ、毎日目の前のことだけをこなして生きていくことになる。一緒に仕事をする相手の大半も似たような状況なので、追い詰められた者同士で気まずい空気が流れることも少なくない。その上花粉症もはじまる、大変な時期だ。
しかし、私は冬生まれなので、寒い時期のほうが頭が働く。だから何とかこういう仕事を続けているのだと思う。1月は寒くて大好きである。今年はその寒い1月に、もっともっと寒いアメリカ、シカゴに出張した。零下12度だと聞いていたので、持てる防寒具を全部持って出かけた。
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